杉並区では、区立中学校への進学率(在籍率)が64.2%となっています。
最近では、少子化の進行とともに、さらに国立・私立への進学志向が強まっており、区立校不信は、もはや放置できない段階に入っています。区立不信の解消をめざし、地元区立校への進学率が回復するよう、杉並らしい教育改革を推進する必要を痛感させられています。
日本は資源もなく人口が多い国です。現在の国力を維持するには、知的レベルの向上を図るしか手段はないはずですが、この国では「ゆとり教育」と称して学習内容を減らす政策をとってきました。
その結果、日本の子どもの学習時間は、先進国の中でも、もはや最低レベルにまで落ち込んでいます。もちろん、「ゆとり教育」だから学力低下につながるなどと短絡的に考えることはできませんが、教育力が落ちているご家庭も少なくない現在、ゆとり教育的カリキュラムしか選択できないというのでは、教育格差は拡大するばかりです。
このような中において、地域公教育の改善は急務の課題であり、区立校においても、よりいっそう積極的な対応が必要です。
堀部やすしは、幼少期に父と死別し、その家計も豊かではなかったため、家庭事情によって受ける教育に激しい格差が発生しつつある現状には極めて敏感であり、公教育再生の必要性を誰よりも痛感しているつもりです。
したがって、堀部やすしは、教育における悪平等主義とは対峙しており、教育現場の活性化・学力向上政策を支持・推進しています。
堀部やすしは、すべての子どもに一律にゆとり教育を強制することには一貫して反対してきました。今後も、各自の得意分野を伸ばす教育を進めるためにも、ゆとり教育のような悪平等主義を一掃し、各自の習熟度にあわせた指導方法や各校の特色・地域特性を認める教育の導入を推進していきます。
したがって、コミュニティ・スクール(地域運営学校)の導入を推進し、特色ある学校づくりを通じて教育内容の充実をめざす政策を支持しています。当然、文科省の意向はともかく、土曜日学校については、各学校の判断で、今後も積極的に展開していくべきと考えています。
そこで、堀部やすしは、これらの政策実現を裏打ちするため、杉並の特性を踏まえた「地域教育基本条例」の制定を推進していきます。
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