杉並区長選挙を終えて |
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6月30日、杉並区長選挙が終わりました。
多くの皆さんのお力添えをいただきながら、ご期待にお応えすることができませんでした。心よりお詫び申し上げます。
投票率(28.79%)を目にしたときは、供託金没収さえ覚悟しました。
この投票率で2万人近くの方が私の名前を書いてくださったこと、政治的に裸一貫の私にこれほど多くの方が投票してくださったこと、もう感謝してもしきれません。
6月に入ってからの立候補表明となり、慌ただしく選挙を迎えることとなりましたが、それでも立候補して本当によかったと思っています。ありがとうございました。
主要政党が「不戦敗」の道を選択するムードを見せるなど、政策的な選択肢不在の杉並区長選になってしまうとの危機感を抱くようになったのは、ちょうど1年前のことでした。
その日から、現区長を支持できない立場で「最も広く支持を集めることのできる人」を擁立したいと考え、人探しを重ねてきました。
検討の結果、今回は純民間人を擁立するのがよいと考え、杉並区政の課題や実務的なレクチャーは、主に私が参謀としてサポートする予定で人探しを進めてきました。その過程では適任者も出てきました。申し分のない方でした。ご本人にも相応の意欲がありました。
しかし、否応なく家族まで巻き込まれるのが「公職」の現実です。
職を辞して立候補するハードルは高く(ご家族の反対が強く)、その説得は難航しました。紆余曲折の末、ついに擁立は叶いませんでした。
杉並区長選は4年に一度しかありません。また、首長リコールの成立は、全国的にもごくわずかの先例があるのみです。
日本経済新聞社の全国市区経営革新度(行政革新度)調査において、杉並区の順位が急降下し、不穏な動きも強まる中で、この機会を逃すと、4年間また同じことの繰り返しになる、無理をしてでも「必要な選択肢」を提示しなければならない、そんな追い込まれるような思いで、やむにやまれず立候補を決断しました。
今回の挑戦は、数多くのボランティアのみなさんの有形無形のお支えがあってはじめて実現することができたものです。
選挙期間中、ゲリラ豪雨による浸水被害が区内各地で発生するなど、たびたび厳しい環境下に難渋させられたことがありました。お足元の悪い中、お支えくださった皆さん、お心遣いくださった皆さん、激励してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
駅に立っていると、議員時代には受けたことのないような力強い激励を次々に受け、本当に勇気づけられました。お電話やメールなどでも、もう数え切れないほどの叱咤激励をお寄せいただきました。少しずつお返事させていただいているところです。
公職選挙法の規定により、区長選立候補とともに議員ではなくなりましたが、杉並区民である以上、常に杉並区政の影響を受ける立場であることに変わりはありません。
今後もこれまでの知見を生かしながら、堀部やすしTwitterなどを通じて情報発信していきたいと思っています。引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
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杉並区長候補(前杉並区議会議員)堀部 やすし |
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