杉並区議会議員(無所属) 堀部やすし最前線 | No.47 |
「杉並病」 監査請求その後 今後は適切な契約を行うなど進展が! |
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予算審議と重なったため、このコーナーでは詳細をお伝えしてきませんでしたが、私は、いわゆる「杉並病」に関連して、この3月に地方自治法に基づいた正式な監査請求を行っています(別サイトの「今日のみゆき」や朝日新聞の記事などで簡単に報告されています)。 その後、先日の区議会(災害・環境問題対策特別委員会)における堀部の質疑によって、いわゆる「杉並病」に関する新展開を確認。私が監査請求で要望した点は、今後の区政に反映され、その願意は満たされることになりました。
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なぜ、監査請求? | |||||||||||||||
私がこの「杉並病」問題で監査請求するに至った背景は・・・ いわゆる「杉並病」の原因究明が進まないのは、その調査や情報開示に大きな問題がある・・・ との認識からでした。私が、いわば禁じ手ともいえる監査請求をするに至った趣旨をまとめると、次のようになります。
要するに、これでは、いったい何のために調査をしていたのか?ということなのです。少なくない公金を使っているにもかかわらず、こんなことを許していては、「杉並病」の解決は遠くなるばかりでした。 |
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区議会の場で、区は今後の改善を確約 | |||||||||||||||
そうでなくとも、在野の識者は、環境調査の調査手法・調査対象について、疑問の声をあげています。役所の御用学者・研究者の判断に対する疑問は尽きないのですが、そうした議論を進める前に、データが完全に開示されない(それどころか、行政が規定の保存期間を守らず、勝手に捨ててしまったデータすらあるのです!)といった状態や、在野の研究者には立入調査を全く認めないという状態では、議論すら進まないのです。これを改善させるのは、それこそ議員の仕事と考え、昨年から今年にかけて、私はこの問題への取り組みに力を入れてきました。 しかし、この間、なかなか前進がみられず、事態は改善してきませんでした。都の調査委員会の動向を伺っても、どうも最初から結論ありきで、行政のとって都合の良いデータだけを集めてきて、手前勝手な報告を出してくる予兆がありました。監査請求は、ある意味で、最後の手段でした。 結果的には、監査請求そのものは審査に至りませんでしたが、そこで私が主張した要求が杉並区で受け入れられ、今後、それがすべて改善されることが、先日の区議会の場で確約されました。問題は、これがどのように活かされていくか、という段階に入りますが、まずは「杉並病」の解決に向けて、二歩前進することができたと胸をなで下ろしているところです。 もっとも、このように二歩進んでも、これだけで解決できるほど、杉並中継所の問題は、簡単な問題ではありません。さらに、今後、抜本的な解決に向けて、取り組まなければならない課題は残っています。今後も、引き続き、この問題に取り組んでいきます。
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