杉並区議会議員(無所属) 堀部やすし最前線 | No.24 |
話した甲斐あって、情報公開条例 見直しへ |
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先の定例会では、深刻さが増す2000年問題のほかに、区が情報公開にいかに後ろ向きであるかを問い質しています。11月10日ごろまでに発言議事録のコーナーにそれを掲載する予定ですが、とりあえず今日は、情報公開をめぐる行政の状況と、一般質問後の後日談を報告しましょう。 いま、時代は情報公開。 杉並区は、全国でもかなり早い時期に情報公開条例を制定した先進的な自治体のひとつでしたが、すでに条例の制定から14年もの年月が経過し、すでにその内容が時代遅れになってきています。もちろん、区の情報提供のあり方や公開方法を定めている条例が古くさいままというのは、区民にとって何のメリットもないことです(現行条例では、区に対して、FAXや電子メールで情報を求めることすらできません。いちいち窓口に出向かなければならないなんて、いまどき、そんな時代遅れの民間企業がありますか?? そうでなくとも、この10月までホームページひとつ開設していなかった杉並区の情報公開が遅れていることは、もはや誰の目にも明らかでしょう。民間感覚を区政に導入するというなら、いっそうの情報公開と条例改正は必要不可欠なのです)。 ちなみに、今年に入って、国のほうでも遅蒔きながら情報公開法を制定させました。また、東京都でも古くからある条例を改正し、新しく情報公開条例を制定しています。東京都では、今回の条例改正によって、大量の情報についてはフロッピーディスクによる情報提供を認めたり、警察情報や外郭団体の情報も概ね公開対象に加えていく方向性を打ち出したというように、少なくとも杉並区より一歩進んだ取り組みが目立ちます(もっとも、国の法律も都の条例も、まだまだ時代の先を行っているとはいえませんが)。 杉並区は・・・ ところが、こんな時代であるにもかかわらず、「情報公開NO.1」を公約していた山田区政が、就任早々の6月から「現在のところ、情報公開条例を見直す予定はない」と発言したことは、私にとって、本当に大きな驚きでした。区の情報公開の姿勢が、いかに後ろ向きであるかについては、私の発言議事録のコーナーに詳細を譲りますが、これを問題視した私は、さっそく前回の定例会でこの問題を取り上げ、区の姿勢を質しました。幸い、区長は、私の質問に対して前向きな反応を示し、さっそくこの条例を改正する方針を表明しました。ちなみに、現在、事務レベルでの検討をスタートさせたとのことです。賢明な区長のご決断に賛意を表します。 あやうく「情報公開ワースト1」になりそうだった杉並区 このページの一番下の表は、23区の情報公開条例見直しの検討状況をまとめたものです(10月15日現在)。 どうでしょうか?ほとんどの区が具体的な検討に入っており、早いところは、すでに手直しをしているか、来年にも改正をする方向性を打ち出していることがお分かりいただけるでしょう。もし、今回、私が公約との矛盾を指摘せずに、そのままにしていたとしたら・・・表を見てもお分かりいただけるように、杉並区は23区のなかでも「情報公開への取り組みワースト1」になっていたに違いありません。改正の検討もなく、しかも議会の情報公開も進んでいないのは、23区でも、ごくわずかの区だけなのです。検討が遅れていますので、今後、区長の公約であるNO.1が果たせるかどうかは、まだ未知数ですが、少なくとも時代の流れに遅れることがなければ、と思っています。 「堀部区議・区の無駄遣い指摘」新聞記事掲載 私が繰り返し議会で発言し、このコーナーでも指摘してきた件については、先日の杉並新聞(10月25日号)にも記事が掲載されましたので、ぜひ、ご覧ください(新聞記事のコーナーにアップしておきました)。それにしても、見出しにある私の名前に誤植であって、私のことが“服部区議”と記載されていたのには参りました(;_;) さすがに本文中はちゃんと「堀部やすし」と書いてありましたが・・・相変わらず、私の知名度は低いようです(笑)。 (参考)23区情報公開条例見直しの検討状況 1999年10月15日現在・都政新報より編集
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