杉並区議会は、平成12年9月に「杉並区21世紀ビジョン」(地方自治法に定める基本構想)を議決しました。
杉並区は、それを具体化させるために、基本計画と実施計画を策定し、区政運営がなされていますが、区政を取り巻く新しい環境の変化に対応するため、現在その見直し作業が行われています。
基本計画は、10ヵ年の長期計画で、平成13〜22年度の計画です。大きくは前期計画(H13〜17)と後期計画(H18〜22)に分かれています。
このうち前期計画については、実施計画との関係もあり、具体的な財政計画に裏打ちされたものとなっていますが、後期計画は必ずしも裏打ちされていないことに差があります。
実施計画は、基本計画を受けて策定される3ヵ年計画です。毎年の予算は、基本的にはこの計画に沿って編成されています。
現在の実施計画は、平成15〜17年度が計画期間です。3年計画ではありますが、実際には2年に一度の見直し(ローリング)が行われており、今回見直し対象になっているわけです。
たとえば、今回計画化された内容のうち、最も多くの方が関係する部分では、24時間365日の区役所サービスの実現を挙げることができます。
具体的には、【1】コールセンターの本格実施、【2】現在の荻窪駅前事務所に加え、さらにJR沿線2ヵ所に駅前事務所を開設(西荻窪駅前事務所の開設=平成18年度、高円寺駅前事務所の開設=平成19年度)、【3】駅前事務所開設の効果や区民の要望などを踏まえたうえで、本庁土日開庁の実施(平成18・19年度)、【4】電子区役所の構築(たとえば、電子申請を行うことができる手続き数を100〜400(平成19〜22年度)にすること等)が盛り込まれています。
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